仮想通貨で取引をするときにスプレッドと呼ばれる言葉をチェックしましょう。買値と売値の差を表すとされ、各業者の儲けにもつながります。業者によって10倍から100倍近い差もあるので、しっかりチェックして業者選びをしないといけません。

売値と買値の差が設定されている

手数料がない資産に対して瞬間的に買いと売りを入れれば、通常はプラスマイナスゼロでしょう。基本的には買値と売値が一致しているからです。しかし、信用取引においては元々売値と買値が設定されていて、手数料がない時に売り買いを瞬間的に行うと損が出るようになっています。仮想通貨も信用取引ができ、スプレッドは売値と買値の差になります。通常は買値が売値よりも高いので、買った瞬間に売っても一定の損が出ます。その後価値が上って売値が元の買値を上回ったときに売るとようやく利益が出ます。現物取引との違いを知っておく必要があります。

手数料の意味合いとして業者が設定している

FXなどの信用取引では、手数料がゼロ円のサービスがあります。手数料がゼロ円だと業者はどうやって儲けるのかと考えるでしょう。もちろん儲けるための仕組みを持っています。仮想通貨でも信用取引があり、スプレッドは業者における手数料収入、つまりは儲けになります。業者によっては別途手数料を取っているところもありますが、なしだとしても全く利益を出していないわけではありません。業者を選ぶときには、両方を合わせて差がいくらかを見るようにしましょう。手数料がゼロでも、幅が大きいとあまり得とは言えません。手数料が別途ある方が良い時もあります。

業者によって10倍近い差が生じる

仮想通貨には信用取引サービスがあり、レバレッジをかけて買いからだけでなく売りからも投資を始めることができます。その時には売りと買いの差であるスプレッドをチェックする必要があります。業者によって一定の差があるために、信用取引をするなら比較をしておいた方がいいでしょう。1単位が100万円ぐらいの時、10万円から千円ぐらいまで差がありました。ある業者は100万円が買値で90万円が売値ですが、別の業者は100万円が買値で99万9千円が買値になっていました。当然ながら狭い方がお得に投資ができます。ただ、相場の変動で数字は変動します。狭いところが常に狭いわけではありません。

まとめ

仮想通貨でも信用取引が行え、スプレッドは買値と売値の差を指します。手数料が無料でも利益が出るのは、この差を持たせているためです。業者によって設定が異なるため、お得に取引をするなら狭い業者を選んだ方が良くなります。